色は匂へど…

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【熱帯安楽椅子】によせて

三つ前にエントリーした『あとさき』に、

不倫の始まりはセックスありきだ、というニュアンスのことを書いた。

これを書いた二日後に、私は山田詠美の【熱帯安楽椅子】を初めて読み、

その中の文章に心奪われたのだった。

「始まりは肉体である。そしてなりゆきは心である。」

この文章は、私の思っていることとかなり近いかもしれない。

この本が刊行されたのが1987年、文庫本も1990年には発行されていたというのに、

何故、今まで読み逃していたのだろう。

もっとも、二女が生まれたのが1990年であるため、

子育て真っ只中のその頃に読んだとしても、共感はできなかったかもしれないが。


山田詠美の作品は、いくつか読んではいるが、

タイトルは知っていたものの、何故か読むことはなかった。

今だからこそ、本が私を呼んだのだろうか?

今の私だからこそ。


全体的にネットリとした官能的な文章ではあるものの、

その中で見え隠れする少しだけ乾いた光景。

相手が誰でもいいわけではないが、

”始まりは誰でも良かった”のかもしれないという気持ちは否めない。

始まってしまってから、心がついて行くのだ。

少なくとも、私はそう。

文庫本の解説は森瑤子氏だったのだが、

「始まりは肉体である~~~」を実践している女はこの世の中ではあまりいないだろう、と書いていた。

それを読みながら、「ココニイマス。」と一人挙手しながらほくそえんだ私がいる。



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*Comment

ある意味、素直・・? 

初めて書き込みさせていただきます。

実は、もう、数年にわたって拝読させていただいております(笑)。

〝始まりは・・〟 の表現はともかく、
〝なりゆきは心〟という言葉には、頷けるものがありますね。

「始まってしまってから、心がついて行くのだ」というご意見も、何度も頷いてしまいました。(笑)

日常生活の中にあるあらゆる〝気持ちいいこと〟に対して、素直になることを是とするために、

言葉と心の後付けが必要なのかもしれませんねぇ・・

単に〝言い訳〟するのではなくて、確認する意味でも・・ね。





  • b.b. 
  • URL 
  • 2008年04月08日 16時16分 
  • [編集]

多いかも… 

僕の感覚からすると思いの外に多いような気がする
  • まさひろ 
  • URL 
  • 2008年04月08日 20時19分 
  • [編集]

 

>b.b.さん
以前から読んでいただいているとは、光栄です。
始まりはいつも曖昧な動機なわけで、
純粋だろうが不純だろうが、プロセスを踏んでいくうちに、
明らかに最初とは気持ちが変わってる。
私はずっとそうでした。
コメントありがとうございました。

>まさひろさん
身体から始めることは、たぶん簡単。
要は、あとから心がついていくような、
そんな長いお付き合いができるかどうかでしょうね。

  • 涼子 
  • URL 
  • 2008年04月09日 13時09分 
  • [編集]

始まりを 

すごくこだわってた時期がありました。
結局そんな事関係なく結婚したのですが、それでもあの頃の自分に未だにひっかかってます(笑)
今までがそうだったからって言うのが一番大きな所なのでしょうが^^;

今が一番大事って頭では分かってるのにw
ないものねだりは治りませんね(笑)
  • 由香利 
  • URL 
  • 2008年04月09日 16時47分 
  • [編集]

由香利ちゃん。 

ないものねだりは誰にでもあるわよ~。
過去をひっくるめての今のあなた。
どの始まりが1番良かったかではなくて、
今どう繋がってるかを実感できるといいね~。
  • 涼子 
  • URL 
  • 2008年04月10日 09時48分 
  • [編集]

 

はじめまして。「熱帯安楽椅子」読んでみたくなりました。今のオヤジなら判ると思う今日この頃・・・。

オヤジさん。 

コメントありがとうございます。
今のオヤジさんがおいくつくらいの方なのかわかりませんが、
色んな柵をかいくぐっていらしたのかしらん。
男性向けではないかもしれませんが、
ぜひ読んでみてください。
  • 涼子 
  • URL 
  • 2008年04月11日 09時42分 
  • [編集]

涼子さん 

>”始まりは誰でも良かった”のかもしれないという気持ちは否めない・・

女の厄年の頃、そんな私でした。
この記事読んで、ガランとした長男の部屋に置いてある我が家の本棚を漁りました。
埃被って花鳥風月を思い起こす表紙を見つけました。
本とだ、森瑤子の解説だったわ。
読み返してみよ。
ありがと、涼子さん。
  • 雅子 
  • URL 
  • 2008年04月16日 09時55分 
  • [編集]

雅子さん。 

割と薄い文庫本なので、気軽に読めちゃいますね。
私にとっては、内容がかなりツボでした。
確かに始まりはソコソコ気が合えば誰でも良かったのかなとは思います。
でも、それなりに続くということは、
かけがえのない存在になっていくということなのでしょう。

  • 涼子 
  • URL 
  • 2008年04月16日 12時06分 
  • [編集]

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