色は匂へど…

無理が通れば道理が引っ込む

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『サヨナライツカ』(2005,1,3)

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ

サヨナライツカ

永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる

私はきっと愛したことを思い出す

           (辻仁成『サヨナライツカ』より引用)

*******************************

死ぬときに、今までの人生の出来事が
走馬灯のように浮かんでくるというのは本当だろうか。
案外、何も考えず、あっけなく事切れるのかもしれない。
ただほんの少しの猶予があるならば、
私はどっちを思い出すだろう。。。

夫を愛した日々・・・
あの人たちに愛された日々・・・
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