色は匂へど…

無理が通れば道理が引っ込む

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たとえば、臓器移植。

本当に臓器にも記憶が宿っているのだろうか。

家事をしながらついていたTVなので、

詳細を見聞きしていたわけではないが、

ところどころで聞こえるその内容に、ふと考えた。

私はドナー登録をしていないし、今後もするつもりはない。

私の記憶は私だけのもの。

イヤだ。。。絶対にイヤ。。。

良い思い出も悪い思い出も、懐かしむことができるのは私だけの特権。

他人に私の記憶が渡ってしまうのは耐えられない。

でも・・・

もしも娘が瀕死の状態だったなら、私は喜んで臓器提供するだろう。

そういうときの母としての想いは、

過去の捨てがたい宝石のような記憶をもしのぐ強い愛。

娘の身体の中で、私の記憶が生き続けるのなら本望だ。

そんな反面、

娘が私の臓器の記憶をたどり、彼に逢いに行ったらどうしようかと怯える。

現時点で、私の持つ記憶の中のたくさんの部分を占めている彼の存在。

その記憶を頼りに、娘が彼に逢いに行ったとき、

彼は私の娘だとわかってくれるだろうか。

そしてそのとき娘は、私と彼との思い出を、

汚いものと否定するのではないかという恐れ。

振り払っても振り払っても記憶している臓器は、

身体の中からなくならない。。。

そして自分の身体の中にある母の記憶をなくすため、

自暴自棄になり死を選んだりしないだろうか。

そうなると、母として臓器移植した甲斐もないじゃないか。。。


ほんの短い時間の中、私はここまで考えてしまった。

とてつもない妄想だ。笑

私の記憶は、私だけのものとして、

私がこの世からいなくなるときに一緒になくなってしまえばいいのだ。

でも今は、私の臓器の中だけに存在する記憶。

どうか、他人の手に渡りませんようにと祈るのみ。








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*Comment

ご心配なくw 

それは気付きますとも…匂ひでw
  • プニ平 
  • URL 
  • 2005年06月26日 22時46分 
  • [編集]

他人の目で見る 

「ねぇ、私のどこが好き?」
「全部さ」

多分内臓もみんな含めて好きなんだろうね。
だからこそあの人がすきっと言ってくれたこの体
みんなみんな覚えていてね

何か、無垢な恋心を感じる。
  • 愛徒 誠 
  • URL 
  • 2005年06月27日 01時39分 
  • [編集]

プニ平くん。 

匂ひで気づいても、
私の代わりに娘を抱かないで。笑
  • 涼子 
  • URL 
  • 2005年06月27日 11時51分 
  • [編集]

誠さま。 

内臓レベルまで好きになれたら、
それはそれですごいことかも。
  • 涼子 
  • URL 
  • 2005年06月27日 11時53分 
  • [編集]

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